みなさんの中で、”健康の定義”とは何でしょうか?
1947年に採択されたWHO憲章では、前文において「健康」を次のように定義しているそうです。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」
小学校あたりで教わったような気がいたしますね。
そして内容に関しては具体性がないのでなんとなくですが状態としてはわかります。
次に私の思う”健康の定義”をお伝えいたしますね。
それは、魂が肉体を離れこの世を去るまで、
“自分の足で歩き”
“自分の手で食事をし”
“自分の消化器系で食べたものを消化吸収し”
“自分の力で出すべきものを排出し”
“自分の頭で考え”
“自分の意志で選択、決心をする”
という状態。
つまり、亡くなる直前までずっと上記の状態で居続けることだと思います。
この状態でいることができれば、WHOのいう、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることもできるのではないかと思います。
しかし、今の日本はどうでしょう?
”健康”という言葉、現代ではあまりにも簡単に使われていると思うのです。
世の中で広がっている”健康の定義”について、あくまで私がメディアなどから受ける印象ですが、
・瘦せている
・お肌の手入れを入念にしている
・筋肉がついている(特に男性)
・体脂肪率が低い
・ガンにならないかもしれないという食材をたくさん食べている
・サプリメントやプロテインを飲んでいる
などでしょうか。もっとあるかと思いますが、きりがないのでこのあたりにしておきます。
これらの状態ははっきり言って健康な状態ではないです。
弊害を以下にお伝えします。
・瘦せている
⇒無理なダイエット体がボロボロ、女性は生理がなくなってしまったなどの弊害が出てきます。
・お肌の手入れを入念にしている
⇒顔(外側)のみ気にして内臓などの状態がよくない
・筋肉がついている(特に男性)
⇒筋力トレーニングを無理に行うことで、腰や関節痛を抱えている方が多い。将来的に手術やそれが原因で寝たきりになる可能性が高くなる
・体脂肪率が低い
⇒免疫力が低下する。ある程度の体脂肪は必要です
・ガンにならないかもしれないという食材をたくさん食べている
⇒偏った食事により、他の疾患に陥る可能性が高くなる
・サプリメントやプロテインを飲んでいる
⇒食事よりも不自然な食品を優先して摂ることで、内臓に負担をかける。具体的には肝臓や腎臓に負担をかけます。
このような状態、健康ではないですよね。
また、健康情報を提供するとしているテレビ番組で、バナナを朝食べたらやせます!という内容の番組が放送された次の日に、スーパーのバナナが瞬時に売り切れるなど、私たち情報を選ぶ能力の低さも懸念します。
今、日本がこのような状況が大勢ではありますが、古典ヨガがこのような状況を救い、
魂が肉体を離れこの世を去るまで、
“自分の足で歩き”
“自分の手で食事をし”
“自分の消化器系で食べたものを消化吸収し”
“自分の力で出すべきものを排出し”
“自分の頭で考え”
“自分の意志で選択、決心をする”
という状態を実現できると思っています。
これからもたくさんの方に古典ヨガをお伝えしていきたいと考えています。
5月から新しい場所でも古典ヨガをお伝えする機会を頂けそうです。
とても楽しみです。
コメント