この週末、近所の薬膳火鍋屋さんに行きました。
こちらの薬膳鍋は、辛味と酸味の効いたスープと漢方の奥深いスープに秘伝の薬膳オイルで和えた葱が加えられたスープの二種類で頂くのですが、辛みと酸味の効いたスープの方が気管に入ってしまい、咳が止まらなくなってしまいました。
しばらく苦しそうな咳をして治まるのを待っていたら、店主が見るに見かねて杏仁豆腐をサービスしてくれました。
この杏仁豆腐に使われている杏仁、咳止めの効果があるんですよね。
おかげさまで杏仁豆腐を頂いた直後にピタリと咳が止まりました。
店主、ありがとうございました!本当に助かりました。
これ、サービスして頂いてしまいました。
本当に本当に感謝です。
さて、杏仁とはバラ科の植物である杏(アンズ)の種子を取り出したものです。杏仁には中国南方で採れる「甜杏仁」と中国北方で採れる「苦杏仁」があり、前者は杏仁豆腐やおやつなどに用い、後者は生薬(薬草を加工せずに使った薬)として薬膳・漢方で用います。
日本語では前者を「アンニン」と呼び、後者を「キョウニン」と呼びます。
今日は「甜杏仁」、アンニンの効能についてお話です。
【杏仁の薬膳的効能】
・五味(味覚の分類):甘
・四性(体を温めるか冷やすか):微温
・帰経(どの臓腑に影響を与えるか):肺・大腸
・効能: 咳止め
腸を潤して便秘を改善する
喘息の症状の軽減
息切れ、胸のつかえに
痰の切れをよくする
いいことを聞いてしまうとたくさん食べたくなってしまいますが、量はほどほどに。バランスのよい食事を心がけましょう
また、健康を食材任せにすることなく、ヨガで身体も動かしていきましょう。それらが合わさって素晴らしい効能を得ることができますよ。
今日冒頭でご紹介した薬膳火鍋のお店は以下です。
大好きなお店でよく通っています。
爆香房(東京自由が丘)
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