昨日3月11日はマハー・シヴァラートリでした。
当日の夜は500名を超える方々とオンラインで繋がって瞑想をしました。
マハー・シヴァラートリとは、“シヴァ神の夜”と訳されるヒンドゥー教のお祭りだそうです。
厳密には、年に12回催されるシヴァラートリのうちで最も神聖な日取り(2~3月の間)に行われるものがマハー・シヴァラートリというそうです。
マハとは偉大なという意味なので、2~3月のシヴァラートリにはマハが付くということなのでしょうね。
シヴァ神は、破壊神でもあり、ヨガの神様としても有名です。
破壊といわれるととても怖いような、悪いことのようなイメージをお持ちになるかもしれませんが、人生にやってくる問題や障害を破壊してくれるという意味で捉えます。
それがマハー・シヴァラートリの夜に壊されるのですね。
ただし、ただ座って目を閉じているだけでは何も変わりません。
師匠には、人生にやってくる問題や障害を破壊したければ、“心からの笑顔で生きなさい”とよく言われます。
本当にその通りだと思います。
苦しくても、つまらなくても、笑顔でいられれば、問題も気が付けば遠のいているし、楽しめるようになってくるなーと体感したことが何度もあるなと思います。
マハー・シヴァラートリは、私にとってそんなことを改めて考えさせてくれる機会となりました。
一方インドでは、この日は夜通し起きていて、瞑想をしたり、家族と過ごしたり、多くの寺院を巡ったりし、“眠らない夜”と解釈されているそうです。
ちなみに、町中の寺院がこの日は夜通し開放されていて、一晩で108軒の寺院を訪問しようとする強者もいるそうです。ただ、時間的にタイトなため、寺院に投げキッスを贈って次から次へと回るとのこと。
なんだか真面目でストイックだけと楽しそうなお祭りですよね。
しかし師匠いわく、これも意味がなく、笑顔で背骨を真っ直ぐにして座り、心静かに自分自身と対話をして過ごすことこそがマハー・シヴァラートリだそうです。
なので、“眠らない夜”と解釈されてはいますが、無理をして起きていていることにも意味はなく、スマホやテレビに興じるのであればさっさと寝た方がいいとのことでした。
あとは飲食もNGとのこと。お水だけOKです。
うん。やはり面目でストイック。でも一度インドで体験してみたいなぁと思いました。
ちなみに私は日付が変わる頃まで瞑想をしていましたが、次の日を迎えることなく寝てしまいました。
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